レビー小体型認知症とは?

認知症
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 医学的な説明は置いてkenGの症状を話します。レビー小体型認知症の最大の特徴は幻視や幻聴。
kenGは幸いなことに現時点で幻聴はありませんが、幻視はあります。

どんなものが見えるのか?
10歳前後の男の子や女の子そして高齢者、うち約9割程度が着物姿。
イメージで言えば明治、大正、昭和初期という感じでしょうかねぇ。
他には動物、猫、犬、狐、タヌキ。虫ではクモ、ムカデ(一回だけ)

見えて驚かないの?
う~ん、驚かないですねぇ。話しかけてくるわけでもないので気にならないって感じ。
見えていても視線をずらせば消える(今のところ)ということで気にならないのかも。
もし話しかけられたり、走り回る音が聞こえたら・・・・・
知り合いのレビー小体型認知症の女性のご主人は突然、奥様に「うるさい!」と怒られて
驚くことがあると言ってましたが、奥様は幻聴に反応してしまってるようです。
幻聴はいろいろトラブルになりやすいように感じます。

認知の部分は?
幸いkenGは進行が今のところ遅いので日常生活に大きな支障はありません。
認知問題は不意に気づきます、オンラインゲームプレイ中に3時方向と言われたときに、
「3時ってどっちだっけ?」なんていうケースがあったり、聾唖の方を手助けしようとしようとして
「あれ、どうすれば?」・・・・これは後で判明したのですがkenGは手話の日常会話が出来ていたそうです。私自身はそのことを全く覚えていません。

予定でのトラブル、これは予定された日時を色々取り違えるということ。
だから私の周囲の人たちは私の予定であっても必ず妻にも連絡を入れてます。
飲み会の連絡さえも妻にですから相当なもんです。

認知症と言っても症状はそれぞれ、多くの人が想像する全く理解が出来ない人だけではないです。
認知症=病気ですから初期段階から最終段階まであります。
でも現実はというと認知症と聞けば=最終段階の人を想像してしまう方が多い。
認知症と診断されても普通に生活している人がいることに気づいてというか知って欲しいと思います。

認知症=人生の終わりではないことを当事者だけではなく周囲も理解していければ、認知症当事者にとって過ごしやすい、住みやすい空間になるのではと感じます。

「認知症 正しく理解し正しく恐れ そして人生を楽しむ」 私はそう思うようになりました。

kenG

生年月日:1955年5月 2006年:パーキンソン病と認定 2016年:音楽ユニット 三音(みおん)活動スタート     作詞作曲を始める 2018年:レビー小体型認知症と診断される 2019年:認知症シンガーソングライターとしての活動を始める 2021年:4月 かながわオレンジ大使として活動開始

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